今夜ユウノカリイショ

エッセイや小説を投稿いたします。拙いですが、よろしくお願いします。

酔っております。

今思えば、あの人は別の誰かだったかもしれません。

 彼女は変わってしまいました。恋人ができてしまったわけです。そして結婚するそうです。そもそも月日が経ちすぎてしまいました。彼女は彼女です。変わるはずはないと思っていましたが、容姿も考えもまるで違っておりました。好きでした。その気持ちは今はどうでもいいのですが、取り残されてしまったことに少しだけ寂しさもあったりするのです。しかしですが、幸せを嫉妬するぐらいでしたらこちらの立場の方が存外楽な気も致します。虚しくなるのも慣れてしまいました。センチメンタルに陥るほど僕はもう弱くはないようです。それは嬉しくもあり、不安でもあります。

私にはもはや全て…どうでもいいのです。