今夜ユウノカリイショ

エッセイや小説を投稿いたします。拙いですが、よろしくお願いします。

スマホおとしただけなのに…

最近話題になった映画のタイトルですが、特にあの映画の主人公のようなひどい目にあったわけではない。買ってから2年たとうとしているiPhone SEをなくした。

 ある日の夜、友達と立川の銭湯に行った。その帰りに北口で缶ビールを飲み、さぁ帰ろうかと腰をあげたときに何か忘れてるような気配に気づいてリュックの中を確認したら……あれ?ない。

サイドポケット、ズボン、友達のカバン(←疑ってる笑)座ってた場所、もう一度リュック。何度探してもない。なんであの時すぐに友達のスマホで自分の端末に電話をかけなかったのか本当に不思議だ、やっぱりビールがよくないな(←抜けてるだけ)

 おそらく銭湯に置いてきたのだろう。終電も近いし、銭湯は閉まってる。きっと見つかると信じてその日は家に帰った。普通ならもっと落ち着かないだろうけど、一日くらいスマホがなくても平気だった。

 次の日わざわざ銭湯に足を運んだ。昨日スマホが落ちてなかったか?と電話で尋ねるのもスマホが必要なのだ。浸かりにいくわけでもないからめんどくさかったけどはやく安心したかった。ああ~!はいはいこれですか?という反応を期待していたが…

 なかった。全く身に覚えのないような返答だった。受付のおばさん、せめてちょっと忘れ物ボックスみたいのから探す素振りを見せてほしかったが、即答で迷いなく、ないです。と突き付けられた。しょうがない。ないものはない。

 昨夜の思い当たる場所をまわったが、ほとんど望みは薄で案の定見つからなかった。

スマホを外でなくすのは初めてだったからどうしていいのかわからなかった。交番に行くべきなのか?行くべきだったのかもしれないがもうほとんどあきらめてしまっていた。よし、新しいのを買おう。                   

                                  続く